ショート動画は、今やマーケティング業界の顔です。
その中でもTikTokは、わずか5年足らずで、全世界のユーザー数「10億人」を突破しました!
さらに、TikTokの平均年齢や年齢層は上昇しており、マーケティングでも注目が集まっています。
本記事では、具体的な数字を使って、なぜ年齢層が上昇したのかも説明します!
TikTokの日本ユーザー平均年齢は34歳
日本におけるTikTokのユーザー平均年齢は34歳です。
また、内訳は以下の通りです。
- 10代:24.4%
- 20代:23.8%
- 30代:17.3%
- 40代:14.1%
- 50代:10.7%
- 60代:9.4%
「TikTokは若い者向け」というイメージですが、実は30・40代の利用率も高い傾向にあります。
30代以降の利用率合計をみると、半数以上を占めます。年齢が高くなるほど、購買力が高いので、マーケティング業界も目を光らせています。
なお日本全体のユーザー数は950万人(2019)と報告されており、現在も上昇を続けている成長市場です!
TikTokの年齢層は変化がある?⇒上昇しています
- 「若い子向け」
- 「10代の学生さん向け」
といった印象が強いTikTokですが、もはや過去の情報です。
日本の平均年齢が34歳を超え、半数以上が30代以上であることを考えれば、これからも上昇傾向は続きます。
マーケティングで活用するなら、ビジネスや教育といったジャンルが狙い目でしょう。
【3選】なぜTikTokの年齢層が上昇しているのか?
そもそも「なんでTikTokの年齢層が変化しているの?」という疑問にお答えします。
①TikTokの年齢層が変化した理由「サービス機能向上」
TikTokの年齢層が高くなった理由は、「サービス機能向上」です。
広告代理店を通じて自社製品を販売できるだけでなく、動画を生成して配信できる「プロモーション」機能を活用することができます。その結果、TikTokを広告に活用する企業が飛躍的に増えています。
さらにTikTokは、ビッグデータを活用したAIにより、動画を見た人を分析し、好みを推し量ることで、高い購買率を実現しています。
YouTubeとは異なり、広告が動画を邪魔することなくコンテンツに溶け込んでいるため、視聴者の4分の1が購入に至っており、Facebookに次ぐ成果を上げています。
これを機に、多くの企業がTikTokの広告市場に参入しています。
さらにお隣の中国ではTikTokにライブコマースも導入されており、日本でも更なる飛躍が期待されます!
②TikTokの年齢層が変化した理由「すぐバズる」
TikTokのメリットは「即効性」です。
例えば、動画編集はユーザーフレンドリーで、誰でも1時間あれば質の高いビデオを作ることができます。
さらに、投稿された動画に素早く反応し、それに対するコメントまで共有する、活気あるオンラインコミュニティも後押ししてくれます。
このオープンなシステムにより、送り手は視聴者の視点から動画を見ることができ、「フォロワーを増やすにはどうすればいい?」と言う悩みを解決できます。
これが「バズる」に繋がるのです。
③TikTokの年齢層が変化した理由「ライバルが少ない」
「日本人は自己表現が苦手な人が多い」なんてよく聞きますが、アプリを利用する人の大半は見る専門です。
勇気を出して、自分のメッセージを世界に発信した人には、印象に残る絶好の機会があります。
つい1年前は、エンターテインメントやダンスなどの動画が主流でしたが、最近はビジネスや教育関連のコンテンツが目立っています。
TikTokの年齢層が変化すると、コンテンツも変化するはずですが、市場はほとんど未開拓のままです。
これは大きなチャンスと言えましょう!
TikTokの日本・世界ユーザー男女比
日本におけるTikTokユーザーの男女比は、男性55%、女性45%に分かれています。これは、年齢層の上昇と、ビジネス関連でアプリを利用する男性が増えたことが大きな要因です。
世界的には、女性57%、男性43%と、ユーザーの中では女性の方が多い傾向にあります。
例えばアメリカは、ユーザーの男女比が男性40%、女性60%にとどまり、女性に偏っている傾向があります。エンターテインメント性の高い動画をアップロードするなどの娯楽目的や、インフルエンサー関連のコンテンツにアプリを利用する若い女性が多いことが要因です。
それに比べ日本国内の男性では、ビジネス関連でプラットフォームを活用する人が少ないと指摘されています。
世界各国のTikTokのユーザー年齢層
「日本だけじゃなくて海外の情報も知りたい!」と言う方に、世界各国のTikTokのユーザー年齢層をお伝えします!
全世界におけるTikTokユーザーの分布は13~17歳が約27%、18~24歳で約42%となっており、24歳以下のユーザーが中心です。
①アメリカのTikTok年齢層
アメリカではTikTokの利用者は10代が最も多く、次いで20代、30代、40代となっており、その他の年齢層は残りの7%となっています。日本より若い世代の比率が高い特徴をもちます。
②中国のTikTok年齢層
中国版TikTokのDouyin(抖音)ユーザー層は20代に大きく集中し、35歳以下が90%を占めています。これは、オンラインショッピングの経験が豊富な世代が、中国版TikTokに搭載されたEコマース機能を利用しているためです。2020年2月から2020年8月までの半年間で、2億人という急激なユーザー数の増加を記録しています。
③インドのTikTok年齢層
インドのTikTokユーザーの90%は、なんと20代の男性成人です。
インドの人々は、エンターテインメントの他に、このプラットフォームを学術的な啓発のために活用しており、何百万という動画が国中で共有されています。
まとめ
TikTokの平均年齢と、年齢層の変化についてお伝えしました!
日本のTikTokユーザー平均年齢が34歳で、年齢層の変化は上昇傾向にあります。
今後のTikTok活用に役立てて頂ければ幸いです。